看護師不足は解消できる?
2010年11月に厚生労働省が行った「第7次看護職員需給見通しに関する検討会」によると、
2011年の常勤看護師の必要数は、全国の病院、診療所、介護施設などの合計で140万4300人で、
同年に不足する看護職員は、5万6,000人と発表されました。
看護師は仕事が過酷で、離職者が多いため
昔から看護師不足が問題になっていました。
さらに、2006年度の「診療報酬の改定」により、入院患者に対する看護師の数が多いほど、
病院に入る診療報酬が高くなったため、
資金に余裕のある規模の大きい病院が、良い労働条件で看護師を集め始め、
看護師が良い条件の病院へ集まり、
小さい病院や地方病院は、看護師不足に輪をかける形になってしまいました。
そして、2008年秋に起こったリーマンショック以降、世界中が不況に陥り、
日本はまだこの不況を脱せずにいます。
不況が長引いているため、病院側も看護師の新たな採用を見送ったり、
看護師を減らさざるを得なかったり、給与減額などの例も出ています。
ただでさえ、看護師は仕事がハードな割りに報酬が安いと言われていますが、
労働条件が悪くなると、当然、離職者も増えます。
看護師は集めたいけれど、十分な給料を出せない...そんな病院が増えています。
毎年3万人もの人が看護師国家試験に合格していますが、
残念ながら、あまりの労働の過酷さと条件の悪さに、離職率が高いのも、看護師の特徴のひとつです。
不況により、再度働きたいと願う看護師は増えていますが、
求人側とのマッチングがなかなかうまくいかない現状もあるようです。
国をあげての対策が叫ばれている中、
看護師不足の解消方法が、全国でもさまざまに議論され、
微力ながらその対策も行われているようですが、
不足解消までには、まだまだ至らないのが現実のようです。
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